夢をみるからこそ、人生は輝く
夢を追う人の姿は輝いて見える
先日、私が暮らしている町から上京し、全国でも有名なグループに所属しているメンバーが単独で地元に凱旋し、コンサートを行った。そのグループは知っていたがグループの歌は聴いたことはほとんど無かった。全国区のグループのメンバーだからと完全なにわかとして会場に足を運んだ。
ネットではグループのカバー曲などが中心にアップされているため、それを見て塩顔イケメンの存在を知った僕だったため、彼が出している曲は1つも知らなかった。そのため、初感触はいかがなものかと実際あんまり期待していなかったのが本音。
出だしの登場から、高身長で今で言う、塩顔イケメンだったため会場の奥様たちは「キャー!!」とわれんばかりの歓声。
確かにイケメン。納得。
で、肝心の歌。最初は本人が1番最初にリリースした曲。
ゆったりとしたメロディに加え眠りを誘ってくる。出だしの発声で目を丸くした自分がいた。心の中で一言、
「うまい...。」
声が高音で音域の幅が女性ソプラノの1オクターブ手前ぐらい出てるんじゃないか、と思うぐらい高く透き通る声をしてたのでびっくりした。やはり、動画を通して聴くのと生で聴くのは雲泥の差があった。
その後も前半・後半含み、メロディ曲調の歌を中心に披露していった。途中、聴き入り眠くなってしまう場面もあったが何とか堪えた笑。アーティストの方には申し訳ない。(睡眠目的のオペラ演奏会が開かれたらいいのにと思う今日この頃)
そして最後に当時彼の高校の同級生達から凱旋記念・激励の花束が贈呈された。
その際に、彼はこう言った。
「やっぱり、アーティスト・音楽の道でやっていく全ての人に共通している夢は、武道館でライブを開くことなんです。メンバーと一緒に有名アーティストの武道館ライブを観にいったんですよね。最高でした。真ん中で、全国のファンと音楽を共有できたら死んでもいいなと心から思いました。わがままですけど、僕にはこれしか(音楽)ないなと思います。上京するってなった時に大学の友達の9割以上に夢を笑われました。しかし、唯一の親友にはお前ならできると言われ、今日までやってこれました。いつか、僕は夢を叶えてみせますので、ついてきてください。応援よろしくお願いします。」
彼の言葉は一言一言が重く、すごく心を揺さぶられた。高校も県内でもトップ5に入る進学校、大学は全国でも有名な国公立大学、そんな秀才の彼は、人生を音楽の道を選ぶことを改めて決意した。その瞬間に立ち会えたことは本当に嬉しかったし勇気を貰った。
夢は何歳になっても持っていいもの。どんな時でも色褪せることはない。
そんな当たり前のようで難しいことを教えてくれた。
ライブは大成功に終わり、帰り際には握手やサインを求めるファン、泣きじゃくっているファンが大勢いた。
彼を応援しながら今日も明日も明後日もがんばっていこうと思った。
武道館でライブが開かれたら、必ず観にいこう。
夢をみるからこそ、人生は輝く。